サービス業歴約30年が教える気配り上手になる方法②相手の喜びが自分の喜び

手のひらにハート
kazuki

相手の喜びが自分の喜び…自分では出来ていそうで、意外と出来ていないのがこれ。

周囲でも本人は出来ていると思っているんだろうな~と感じる人が多い。簡単に言えば自己満足しているだけで、周囲の反応など実は見ていないタイプ。

自分はどうだろう?と思った方、誰かにしてもらった事に感謝しているか、いつも「ありがとう」と言えているかを考えて欲しい。いつもしてもらってる事を「当たり前」と感じ、何の感謝もしないか、言わなくても分かっているだろうと何も言わずにいないだろうか?

してもらった事に感謝出来ない人は、その相手に気遣い出来ていないのだから気配り上手とは言えないと思う。

そういう人は自分が誰かに何かをした時には、周囲や相手が喜んでいるのか確認するのだ。気付かれなかった時はわざわざ「〇〇しておいたよ!」とアピールする。きっと皆さんの周りにもその手のタイプはいると思う。(私の夫がそうだw)

そして、その手のタイプは自分が思った反応がかえってこないと不機嫌になりがちだ。優しくて気配りしている自分が認められないのが不満なのだから。

自己満足になりがちな気配りの具体例としては・・・

15人ほどの集まりがあった時の事だ。休憩である女性がコーヒーをいれて持って来てくれたのだが、全てにミルク・砂糖が入っていたのだ。

何も言われていないのにコーヒーを準備した事は良いのだが、まずは皆がコーヒーを飲めるとは限らない。苦手な人が多い飲み物だし、私に関して言えばブラックしか飲めない。無理して飲めない事はないが、とにかく甘い飲み物が苦手なので出来れば飲みたくない。

でも、準備してくれた方は満面の笑みで「どうぞ」と配っていた。顔には「気が利くでしょ!」と描いてありそな笑顔…と私には見えた。実際に同じテーブルでコーヒーは苦手な方も居たし、私の友人はミルクは入れるが砂糖は入れない派だった。

せっかく配ってくれたコーヒーを断るわけにもいかず、結局は苦手な人たちは無理して飲むか捨てるかの二択。でも配った本人は満足しているというわけだ。

気配り・気遣いは相手があって、その人(人たち)が喜んでなんぼなのだ。

自己満足に陥りやすい人で多いのが「立場が上」の人かもしれない。立場が上にも関わらず腰が低く親しみやすいな…と思える人は気配り上手だ。

地位・年齢・収入、これらが上の場合、いかに下の人たちが気疲れしないようにしてあげられるか?が大切になってくる。

例えばだが、部下を数名連れて食事をご馳走する時。気配り出来ない人は自分が美味しいと思い食べさせたいもの、そして連れていく人たちが普段食べられないだろう、という高級店や高級な食材を奢ろうとする。

高級な寿司・焼肉など、確かに嬉しい。ただ、それもお腹が空いている・寿司や焼肉が好きな人限定だ。生ものが苦手な人に寿司屋は嬉しくないし、肉が苦手なら焼肉も同じ。ましてやお腹がいっぱいな時に奢られてもつらいだけだ。

とは言え、立場が下だと断りづらい人が多いだろう。でも「ほら、普段食べられないだろうから、いっぱい食べろ」と勧めてくる。もしくは「ここの〇〇は凄く美味しいから絶対に食べた方がいいよ」なんて言ってくる。

これもまた完全な自己満足な気配りである。というより、気配りの押し付けでしかない。

自分が満足する為にするのが気配りではない。相手や周囲が喜んでくれて、楽しんでくれていれば嬉しい…それが気配り。

何かを誰かにした時に、「良いことしたな」「皆、喜んでよかった」と思っている人は要注意だ。「大丈夫だったか?」「誰かに無理などさせてなかったか?」「皆が喜んでくれていたらいいな」と思い返し、心配出来ていればきっと気配り出来ている人だと私は思う。

皆さまはどっちのタイプだろうか?

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ABOUT ME
香月
香月
50代主婦
服飾の専門学校を出たあとアパレル業界で頑張っていたが、一度目の結婚が大失敗!体壊すわ借金背負うわで、その後、色んな仕事を経験。 お陰で大抵の事は一人で対処出来る冷静で可愛げのない女に。(笑) 二度目の結婚をして約15年、まぁまぁ平和な日々を過ごしている。 自由になる時間も出来てきたので、ブログを始めよう!と思ったwordpress初心者(*- -)(*_ _)
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