サービス業歴約30年が教える気配り上手になる方法①観察しよう!

毒親育ちのせいか常に周囲の空気を読むのが上手くなった私。アパレルの制作側がやりたくてやったものの、仕事としてはサービス業の方が楽しくて向いていると自覚。
この記事を書くにあたって気配りや気遣いに関して書かれているものを少し読んでみた。
言いたい事はだいたい一緒なのだが、読んでいて気になったのは、それらの文章を読んで気配りが出来ていない人は具体的に分かるのだろうか?という点だ。
そこで私なりに考えて、具体的にこうしたらいいんじゃないか?や、今までの経験で得た事をなるべく分かりやすく書けたらいいな、と思いこの記事を書く事にした。
1つの記事では書けそうにないので①とした(笑)
まず気配り上手なのか?周囲はどう思っているのか?そこを確認していこう!
気配り上手な人の特徴
- 常に周囲の人の観察をしている
- 相手が喜んでくれる事が自分の喜びである
- 先読みして自ら行動出来る
- コミュニケーション能力が高い
- 言葉の選び方が上手い
ざっと挙げるとこんな感じだろうか?
気遣いも似た感じだが、対象が1人に対してになるという事かと思う。
ちなみに自分は気配りが出来ている!と思っている人で、いや違うでしょ…と感じてしまう人も結構いる。
そういう人は「やってあげた」と言う言葉を使うことが多い。言わないまでも絶対に思っているだろうな…と感じる。要は自己満足でやっているタイプだ。きっと内心「私って出来る人間だな」なんて思っているに違いない。
では具体的な説明をいくつかした上で、最後にそれをどう気配りにつなげていくのかを書きたいと思う。まず
常に周囲を観察をしよう!
周囲を観察する、と言っても具体的にはどういう事なのか?
シチュエーションや一緒にいる人との関係性などで変わってくることもあるが、基本的にやる事は変わらないと思う。
食事を一緒にして分かる事

その時、何も気にせずただ食事を楽しんで終われば、その後も気配りなど出来ない。
この時に最低限、観察して覚えておきたい点は
- ぞれぞれ何を注文したか
- 飲みものは何を飲んでいたか
- どれ位の量を食べていたか
- 残していた食材は無いか
まず注文したものはその人が絶対に食べられるものであり、どちらかと言えば好きである確率が高いはず。
飲み物は結構重要で、コーヒーならブラックか、ミルク・砂糖は入れるのか、夏場でも温かい飲み物を飲んでいるのか、皆が食後のコーヒーの中でも紅茶や炭酸など飲んでいるかなどの情報がいっぱいある。
量に関してはその日のコンデションやお腹の空き具合にもよるだろうが、2~3回一緒に食べたら常に大盛を頼んだり、ご飯は少なめにしてもらってたり、何となく分かると思う。
多少苦手でも出されたものは残さない!という人もいるが、たまたま乗っていた付け合わせの人参やブロッコリーをピンポイントで残していれば、ほぼ間違いなく苦手なものだろう。
食事のマナーや食べ方がきちんとしている人は、きっと親に躾られたはずなので、他のマナーなども割としっかり守る人が多い。
食事をするだけでも、これくらいの事は分かってくるのだ。
ファッションから分かる事

これは水商売や洋服の販売員だった時に特に見ていた事だが、ファッションも重要要素である。仕事柄スーツ系が多いと分かりずらい事もあるが、逆にスーツでちょっと他とは違うオシャレな感じが出来ていれば、間違いなくオシャレにこだわっている人だ。男性なら靴下やネクタイでオシャレ度がかなり分かる。
スーツや靴と合わせた靴下を履いていて、靴もオシャレで綺麗にしていたらこだわっているはず。ただ、既婚者の場合は奥様がこだわっている場合があるので、ここはさりげなく「いつもオシャレですよね」という感じで褒めてみるのが良い。そうすれば「妻がいつも選んでくれているんだ」とう様な返答がきたりする。
高価な時計をしていれば、たいていは収集癖を持っている人、出世欲が強い人が多い気がする。好きな色を知るなら小物を見るのが良い。ネクタイや手帳・スマホケースなどからある程度推測出来る。男性ものは色数が少ない中、黒・紺・グレー・茶系の中でどれが持ち物で一番多いかくらいは知っておきたい。
女性なら職場の規定が厳しくなければ、分かることが多い。好きな色はやはり知っておきたい情報だし、男性同様にオシャレに興味あるか無いかは分かるだろう。自分がオシャレに疎くても、その人がオシャレだと感じる事は出来ると思う。
ブランド品をたくさん身に着けている人はお金の有無もあるのだろうが、自分に自信が無い人にも割と多い。ブランド品なら周囲にバカにされる事も無いし、それが流行りのブランド品ならとりあえず「オシャレ」に見られるから。自分で選ぶ事に自信が無いから周りが「良い」と言っているブランドなら安心するという心理らしい。(私の友人がそう言ってた)
おちろん金銭的に余裕がある、親が金持ちである…という理由が1番かと思うが。(笑)自分自身が仕事で成功した人は、その事を知らせる手段でもあるのだろう。
プライベートでちょっと周囲とは違ったファッションをする人がいると思う。目立ちたい!という人もいるのだろうが、周囲の目を気にしないメンタルの強さがあるのだと思う。日本人には少ないタイプだから、結果的に目立つのだが。「皆と一緒」が嫌なタイプだろうし、自分の言うべき事もきちんと言えるのだろう。
小物などの飾りがあれば好きなキャラが分かったり、リボンなどの可愛いものが好きなのか、逆にシンプルなものが好きなのかも分かってくるので、小物系に注目だ!
日頃の行動から分かる事

職場などで見えてくるのは、その人の表面的な性格などだろう。いつも明るくてリーダー的な人もいれば、あまり話したりしないが地道に仕事をこなしていく人。
会議の場や何かの話し合いの場で率先して発言するタイプ、コツコツとメモしたりする人、発言したそうなのに結局しない人…。
先ほど「表面的」と書いたのは、プライベートで深く付き合いでもしない限り、その人の性格なんて分からないからだ。でも、仕事上での行動が分かれば職場での気配りには使えるのだ。
コミュ力が高い、人見知り、個人行動が多い、いつもグループで動く、上には弱いが下には強く出る人、誰にでも公平に接する人、何かとマウント取りたがる人、見ていたら色んな人がいるのだ。
その行動パターンが見えてくれば、日頃の付き合いにも役に立ってくる。
記憶出来なければメモしよう!

観察してきた事を記憶出来ればいう事ないが、それもなかなか難しい。
その場合は出来る限りメモする事をお薦めする。スマホなどのメモ機能もいいが、最終的にはきちんと手書きで書くのが良い。手で書く事で記憶として定着しやすいし、スマホを無くしたり壊してしまう事が無いとは言えないから。
出来る営業職の方でやっている方も多いだろうが、頂いた名刺と共に見た目の特徴や好みなどを整理しておくと便利だ。
同僚や上司、後輩、友達、付き合いも色々あるが、メモもバラバラにせず専用のノートを作っておく。
随時、知りえた事を追加出来るように、余白はとっておこう!付き合いの深さにもよりけりだが、長い付き合いになりそうなら1人1ページ、そうでもない人なら1ページに2~3人ってとこだろうか。
名前・顔を覚えられないなら顔や身体的特徴・会社や学校・住所・電話番号・メルアド・誕生日などの知っている基本情報、それに好きな色・食べ物・趣味や特技、苦手な食べ物や家族構成、とにかく得た情報は書いておく。

まとめ
まずは気配り上手になるには1番大切な観察する!という事について少し深堀してみた。
その場限りの集まりでは、当たり前の気配りしか出来ないかもしれないが、もしかしたら、その後にも会う人がいるかもしれない。
その場限りでも観察をきちんとすることで、別れるまでに出来る事もあるだろう。
そして観察していると面白い事も多いのに気づく。いつも明るくてコミュ力高い!と思っていた人が実は人見知りだったり、あまり努力せずに仕事や勉強が出来ると思っていた人が凄い努力家だと分かったり。
気配りする為に必要な観察だが、その人を知っていく事で、苦手だと感じてた相手とうまくやれる様になるかもしれない。何より自分が成長出来る可能性も広がってくるのだ。
やっておいて損はない!
次は相手が喜んでくれる事が自分の喜び、について解説していこうと思うのでお楽しみに!