2023.10.31 2023.12.18

２000人以上の肌を見た元エステ化粧品販売員が教える基礎化粧品について

kazuki

色々と経験した職種の中にエステサロンの化粧品販売がある。

某エステサロンの面接に行ったのだが、他業種の営業やサービス業などの経験があったのと、年齢に対して肌がきれいだからという理由で即採用。

1か月ほどの研修（肌の知識を学んだり）を経て、実際にお客様と接する仕事に。

そこで2年ほど働いて2,000人以上の女性の肌を見たと思う。（一日5人平均、400日以上は働いたから）。

トータル的にみて「肌がきれい」と思う女性の多くは「顔洗って適当に化粧水つけてるくらい」と20代くらいまでの若い時に簡単なスキンケアしかしていなかった人。逆に裕福か親が好きで割とお高めのブランドの基礎化粧品を10代から使用していた人はシミなどに悩み、見た目も荒れている方が多かった。

これは働いている側の人間も一緒で、1番肌がきれいで機械で見てもキメが整っていた方は、そこで働くまで化粧水すらあまりつけた事が無かったらしい。そういう私も職場ではその次に肌状態は良いと言われたが、薬局で売っている安価なメイク落としとヘチマ水を化粧前につけるくらいで20代まで過ごしていたタイプ。肌が丈夫なのでは？と思われがちだが、私の場合は「香料」でカブレた事が数回あり、軽いアトピーがあるし紫外線アレルギーもある。

そんな理由もあり、やたらと化粧品を使うのが怖かった為、無添加無香料の安いのしか購入しなかった。（高いのでカブレたらショックだしw)

逆に1番、肌トラブルに悩んでいた同僚は某有名ブランドの化粧品はじめ、色んなものを使用してきたらしい。しかも、きちんと毎日スキンケアもしていたそうだ。

ゆめにゃん

えっ？じゃあ、いっぱいお手入れしちゃダメってこと？

一概にそうは言えないけど…

これはあくまで私の考え！人間の体って甘やかすと退化していくのでは？と思うわけで。あまり歩かなければ足腰弱くなるみたいな。

肌も同じで、ある程度若いうちは肌自身の新陳代謝だったり治癒力で何とかなるんだと思う。それが10代の頃から効果な栄養たっぷりの化粧品をいっぱい使用する事で、肌の能力が低下し、ちょっとした事でトラブルになるが、それを元に戻す力が衰えていて結果、肌が老化していくのだと。要は自然治癒力の低下だ。

私の場合、20代くらいまで入浴後、真冬以外は何もつけていなかった記憶が…(^-^;　そんな私のかわいそうな肌は自力で何とかしなきゃ！と頑張っていたと思われる。（笑）

使用していた化粧品も安価なものなので、顔と同じに首などにも遠慮なく使えたのもあり、若いうちから顔と同様に首にも化粧水はつけていたので、首も年齢の割にきれいらしく、年齢より10歳くらいは下に見られる事も多い。その理由の1番は「肌が若い」と。喫煙歴長いので毛穴は開いてるんだけどね。（笑）出産後にシミも少し出てきたけど、化粧下地とパウダーだけで目立たなくなる程度かな？

スキンケアはするな！という話ではなく、「しすぎもダメ」という話。

あと、外側からどれだけ頑張っても限界があると思うので、やはり食生活とか足りない分はサプリとかで補う方が理にかなっていると考えられる。

よく「角質層の奥深くまで」とか「角層に浸透」という言葉を聞きません？

上の図を見てわかる通り、角質層って肌の1番表面のうすーい層の事で、この角質層の下にはほとんどの化粧品は届かない。そう簡単に肌が水分を通したら人間が水に入った時にどうなるか、想像して欲しい。

角質層の下にまで少しでも成分を浸透出来るものは多くないものの、技術と化学の進歩でなくはない。粒子を極限まで小さくして浸透出来るものや、エステなどで使用される機械を利用して浸透させる方法など。

基礎化粧で化粧水・美容液の後に乳液を、と言うのはつけた化粧水を蒸発させない為の蓋の役割。美容液のような濃度の高いものも肌に留まる時間が長い為、しっとり感が続くので、好みや目的で使うものを選ぶと良い。

若いうちは「ターンオーバー」、新陳代謝がいいから肌にトラブルが出来ても新しい肌が下からどんどん生まれ変わって、古い角質は剥がれ落ちていくからまたきれいな肌になるのも早い。これが年齢と共に周期が遅くなっていくので、新しい肌が表面に来る頃にはまた次のトラブルが現れているのだろう。

だからスキンケアも大切なのだが、体の中から得る栄養はもっと大切ではないかと。

どの化粧品を選んだら？と思ったら、宣伝に起用されている女優さんなどの年齢も参考になると思う。SKⅡの綾瀬はるかさんは若いかな？と私的には思うが、だいたいは対象年齢の女優さんで肌がきれいな方が起用されていると感じる。

ちなみにエステで働いていた頃に1番肌トラブルがひどく悩んでいた20代後半の方を覚えているが、10代で親が使用していたSKⅡや海外ブランドの基礎化粧品をとっかえひっかえ使用していたらしい。そこに来た時は「もうドモホルンリンクルしか思いつかない！」と駆け込んできた方。逆に1番きれいな肌だった方は、お風呂で体と一緒に顔も洗って、乾燥が気になるときだけアロエ水をつけていた、と。ちなみに使用していたのは無添加の固形石鹸だそうだ。

固形だったのも良かったのかな？と思った。今は泡で出てくるものが主流だが、洗顔フォームでチューブタイプの様なものだと使用量が多い上に泡立て不足で肌に負担がかかり、ゆすぎ残しも多いようでトラブルを抱えている方が多かった。

今は中学生でも化粧する子が多いので（うちの娘も出かける時は化粧している）、きちんと落とす、洗顔はゆすぎを大切にする事を徹底するのが必要だと思う。洗顔後は肌に負担をかけない化粧水をつける程度で良い。つけ過ぎでニキビになるケースもあるので。

オイリーで悩んでいる方で勘違いしているケースも多かった。やたらとあぶらとりがみを使う様だが、それもよくない様だ。なぜ皮脂が過剰になるかと言えば、肌が乾燥しているからそれを補う為に皮脂が分泌されることが多い。その皮脂を頻繁に取れば、肌は「やばい！もっと出さなきゃ！」と更に皮脂を出す。試しにあぶらとりがみをティッシュなどにして回数も減らしてみて欲しい。そして皮脂を取るより保湿を頑張ってみたら、意外とオイリー肌が治まることが多い。

と、偉そうに語っているがあくまで素人な香月。

ただ、働いていた2年間は肌に関してめちゃくちゃ学んだ。それプラスそれまでの実体験と多くの方の肌を見た結果、感じた事なので、あながち嘘ではないと思っている。

この次は同じ基礎化粧品の話でも、電話営業の時に感じた事もプラスして書く予定。こちらはたくさんある化粧品の情報を、自分で判断して選ぼう！という話。

参考になれば幸いです(#^.^#)

#基礎化粧品 #肌手入れ

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